2015年12月2日水曜日

「第73回 ゆうゆう いきいき講座」で講演しました

2015年11月28日(土)に有料老人ホーム浜松ゆうゆうの里で開催された,第73回ゆうゆう いきいき講座にて「寝るってどういうこと?~いい睡眠をとるために~」というタイトルで講演させていただきました。
立派な看板まで作っていただきました
今回の講演で私が意識したことは,参加者の方々が睡眠についてなにを知りたいのか,どんなことに疑問を持っているのか,どうしたら今後気にかけてくれるきっかけになるのかということです。そのため,私の身の回りの人に睡眠についてどんなことが知りたい?聞きたい?と聞いて回ってみました。私の周囲の人たちの意見も参考にさせていただきながら,資料を作成し,講演に臨みました。

発表の内容として前半は,睡眠ってなんだろう?睡眠の役割は?と,私たちヒトが当たり前にとっている睡眠に関して知識を深めるよう,また興味・関心が惹かれるよう,参加者が自分の睡眠について一度振り返ってみる機会を持てるよう心がけ,座学による講演を行いました。また,後半はいい睡眠をとるにはどうしたらいいのか?という疑問について対処法を含めた実技を実施しました。

講演の様子
講演時間として約1時間の時間を設けていただき,その中で参加者の方々からも日常生活の中で抱いている睡眠に関する質問をしていただきました。昼寝に関する質問や夢に関する質問等,頭をフル回転させながら自分なりにこれまで勉強してきた知識で対応させていただきました。

今回行わせていただいた講演を終えて感じたことは,日常生活の中から出てくる疑問は非常に新鮮であり,参加された方々とコミュニケーションをとらせていただいた時間は私にとって非常に有意義な時間であったということです。

今後の研究や臨床活動,勉学に対するモチベーションが更に高まりました!!これからも探究心や好奇心で,常に疑問を持ち続けるような姿勢を忘れずにいようと思えた機会を得たことをうれしく思います!!
会場の様子
今回の講演させていただいた浜松ゆうゆうの里の担当スタッフの方々,貴重な時間を割いて聞きに来てくださった皆様に深く感謝申し上げます。

M3  加茂 渉

2015年10月28日水曜日

理学療法開発学 大城ゼミ開催

みなさんこんにちは。M1の関と申します。
今日は定期的に開催されている大城ゼミでの進捗報告の様子について報告させていただきます。

徐々に研究が進み,考察や論文作成が進んでいるM2,M3の方々やいよいよ研究の骨格が完成し,それぞれ研究を始めていく立場のM1の方などが一堂に会して現状の報告をし,大城先生をはじめ,皆から意見・指導を出し合ってより良いものを作っていこうというものです。

ゼミの様子
真剣な中にも笑顔が見られる集まりです。
今後も定期的に行い,それぞれの研究について突き詰めていきます。自分の研究もいよいよデータを取っていく予定となっております。まだまだ大変なことあると思いますが,先生や先輩方の意見を参考にしながら研究を行っていきたいと思います。
 
最後に,理学療法開発学では月に1度,定期勉強会を行っております。今後もその時の様子など掲載していく予定ですので,興味がある方は是非,参加の程よろしくお願いいたします。

M1 関 直哉

2015年10月17日土曜日

第114回日本小児精神神経学会 参加報告

この度,私は10月4日(日)に仙台にて開催された第114回日本小児精神神経学会にて「自閉症スペクトラム障害児における症状特性と日中活動量,及び夜間睡眠の関係」というテーマで口述発表をさせていただきましたので,その様子を報告致します。

私は今回が初めての学会発表でした。そもそもどんな準備が必要なの?と1人で考えているうちに刻々と時間は過ぎていき,ホテルの予約や新幹線のチケット購入等,すべてが後回しになってしまい,大慌てでした。1人で新幹線に乗ったことのない私は,新幹線に乗るのも緊張して乗り換えで更に不安になり,初めての仙台でホテルにつけるか,どこのご飯が美味しいのか,どこに行ったらいいのか迷い,不安だらけの1日を過ごしました。その日の夜は次の日の発表を想像して,練習して,緊張しながら眠りにつきました。

当日はとてもいい天気で,清々しい気持ちで会場へ。
会場で記念撮影
(掃除のおじさんが快く引き受けてくれました)
東北新幹線にも乗れました
発表はとても緊張しました。
しかし,手厚く指導してくださった大城先生や共同研究者の永井先生・野村先生のお力添えのおかげで無事発表を終えることができ,非常に有意義な時間を過ごすことができたと感じています。終了後は他の先生方とお話をさせていただき,非常に興味深いご意見をいただきましたし,もっともっといろんな刺激を受けて,広い視野を持って臨床や研究に励んでいきたいと強く思いました。

今回の発表を終えて,一回り成長した自分がいると思います。その今回学んだことを大学院でも臨床でもどんどん活かして,患者様に還元できるように努力し続けていきたいと思います。

発表に際して協力していただいたお子様やご家族,ご指導していただいた先生方に深く感謝申し上げます。最後に,応援してくれた家族にありがとうの気持ちを改めて伝えたいと思いました。

これからは修論の作成に励みます。
まだまだ頑張れる,そんな自分に気付けたことが嬉しかったです!

「継続は力なり」これからも一生懸命頑張ります!
長くなりましたが,以上で発表の報告とさせていただきます。

次回の勉強会は,以下の通り開催します。

日 時:2015年10月28日(水) 20時00分~21時00分
場 所:聖隷クリストファー大学5号館5501教室
内 容:①進捗報告:M2 森下(外反母趾の足部構造の特徴と膝関節の疼痛発症との関係)
       ②トピックス:M3 加茂(睡眠について)

参加は外部の方でも可能です。
それぞれの視点で,多くのディスカッションができることを楽しみにしています。
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。
M3  加茂 渉

2015年9月29日火曜日

2015年度第2回理学療法開発学定期勉強会開催報告

2015年9月23日(水)に2015年度の第2回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。
参加していただいた方々,ありがとうございました。

今回も,研究進捗報告とトピック紹介を行いました。

研究進捗報告
研究進捗報告はM1の関が行いました。
「介護負担感の評価と患者・介護者のQOLとの関係」というテーマで研究を進めていく予定であり,研究目的や方法について修了生の先輩方からたくさんのアドバイスがありました。
今後は倫理申請を行っていく予定です。
進捗報告 M1 関
トピック紹介
トピック紹介はM2の高山が行いました。
「慢性腰痛の知見を整理しよう」というテーマでした。
現在報告されている腰痛に対する理学療法の有効性や,今後どのように腰痛へアプローチしていけるかを学ぶことができました。
トピック紹介 M2 高山
今回もとても有意義な時間になりました。
今後研究を進めていくにあたって,また,臨床での理学療法を行うにあたって,生かしていける内容であったと思います。
会場の様子
次回以降の勉強会もよろしくお願いいたします。

次回の勉強会は,以下の通り開催いたします。

日 時:2015年10月28日(水) 20時00分~21時00分
場 所:聖隷クリストファー大学5号館5501教室
内 容:①進捗報告:M2 森下(外反母趾の足部構造の特徴と膝関節の疼痛発症との関係)
      ②トピックス:M3 加茂(睡眠について)

たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

M2 森下 有紗

2015年9月14日月曜日

2015年度第1回理学療法開発学定期勉強会開催報告

2015年8月29日(水)に2015年度の第1回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。

今回は第1回の開催が遅くなり,また皆さんに連絡の不届きがあり,大変ご迷惑をお掛け致しました。その中でも修了生の方々の参加をいただき,誠にありがとうございました。 

今回は,研究進捗報告とトピック紹介を行いました。 研究進捗報告はM3の加茂渉,トピック紹介ではM2の森下有紗が発表を行いました。

研究進捗報告
 M3加茂渉の発表では,自閉症児の行動特性,日中活動量,及び夜間睡眠の関係について現在の研究の進捗状況を発表しました。発表後の質疑応答では,どのような過程で現在の研究に至ったのか,それに対する新規性の見出し方に関して修了生の方々から意見をいただきました。自分では気づけなかった疑問点や考え方を教授いただき,今後の励みになりました。
研究進捗報告 M3 加茂
トピック紹介
M2森下有紗の発表では,外部膝関節内反モーメント(external knee abduction moment:KAM)についてトピック紹介をしていただきました。KAMとはなにかという基礎的な知識から臨床応用の方法までを紹介していただきました。質疑応答においては,臨床的思考を交え,私たち理学療法士が言及していく部分はどこなのかと熱い議論が交わされました。
トピック紹介 M2 森下
会場の様子
冒頭でも述べましたが,本年度は本勉強会の開始時期が遅くなり,大変申し訳ありませんでした。本年度も院生,修了生の方々,参加者の皆様との交流の場を設け,理学療法の学問の発展や患者様への治療に努めていきたいと思っていますので,今後ともどうぞよろしくお願い致します。

次回の勉強会は,以下の通り開催いたします。

日 時:2015年9月23日(水) 20時00分~21時00分
場 所:聖隷クリストファー大学5号館5501教室
内 容:①進捗報告:M1 関(介護負担感の評価とQOLとの関係)
      ②トピックス:M2 高山(近年の腰痛に関する知識整理) 

ご興味のある方は,ぜひお気軽にお越しください。 勉強会に参加希望のある方・勉強会の情報配信を希望される方は,加茂(13mr06@g.seirei.ac.jp)までご連絡ください。
M3  加茂 渉

2015年2月27日金曜日

2014年度第10回理学療法開発学定期勉強会開催報告

1月28日(水)に2014年度の第10回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。今回も院生に加えて,近隣病院・施設の方や遠隔参加の方など,多数の参加をいただき,誠にありがとうございます。

今回は,トピック提供による特別講義,輪読会を行いました。

トピック提供では,浜松市リハビリテーション病院の野崎晋平先生,宮下勇希先生に「脳卒中片麻痺患者へのアプローチ紹介」というテーマで発表をしていただきました。

野崎先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,姿勢制御における観点から治療方法をご提示いただきました。姿勢制御における脳経路,脳卒中の障害部位から姿勢制御の障害の予測を通して,治療のポイントや姿勢制御の重要性を学ぶことができました。
トピック提供 野崎先生
宮下先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,筋緊張における観点から治療方法をご提示いただきました。筋緊張における筋紡錘の働きと脳卒中患者の筋緊張異常について紹介していただき,症例紹介を通して筋緊張異常へのアプローチを発表していただきました。脳卒中患者の歩行の改善において筋緊張の改善の重要性を学ぶことができました。
トピック提供 宮下先生
輪読会では,聖隷三方原病院の鈴木章紘先生より,研究論文の書き方について発表をしていただきました。
輪読会 鈴木先生
より良い研究活動を行うために,研究背景を明確にし,研究方法の模索を行っていくことの重要性に改めて気づくことができました。大学院生として,他の方が読みたいという気持ちになるような論文を書いていきたいと思いました。

今回も有意義な勉強会となり,日常の臨床・研究活動を発展させていくために重要な知識を得ることができました。今後とも皆様の参加・ご協力をお願いいたします。

M3  佐野 弘毅

2015年2月15日日曜日

「第10回 リハビリテーション中伊豆温泉病院 理学療法科研修会」報告

2月8日,「第10回 リハビリテーション中伊豆温泉病院 理学療法科研修会」において,「赤ちゃんの発達から学ぶ理学療法 -赤ちゃんトレーニングのすすめ-」というテーマでお話しさせていただきました。講義の要点は,胎児期から歩行獲得までの運動発達を概観し,運動獲得の様相と原理を講義と実技を交えて学び,理学療法への応用を検討する内容です。探索行為を中心とした身体を意識しない運動を(再)獲得するためには,赤ちゃんの運動発達の過程を臨床応用することが有用ではないだろうか?という提言です。

皆様の積極的な参加により,私もファシリテートされて大変楽しく講義と演習を進めることができました。今回の研修会の講義が日頃の臨床に役立つことを期待しています。

磯先生はじめ準備委員長の吉村先生には,過分なご配慮をいただき心より感謝申し上げます。リハビリテーション中伊豆温泉病院の皆様,ありがとうございました。
大城 昌平

2015年2月9日月曜日

修了生の声 [結婚のご報告] (喜納)

理学療法開発学修了生の喜納です。私事ですが,1月18日に沖縄で結婚式を挙げてきましたのでここにご報告させていただきます。親族と少ない友人を招いての小さな結婚式でしたが,皆様から温かいご祝辞を頂きとても感動的な結婚式でした。
相手は,浜松市に住んでいる一つ年下の女性です。両家の緒事情もあり,二人で話し合った結果,再び浜松に拠点を置くことになりました。今後は二人で力を合わせながら頑張っていきたいと思いますので,皆様何卒宜しくお願い申し上げます。

また,職場はAthlete villageといってスポーツ選手を中心にパーソナルトレーニングを行う施設に入職しました。 まだまだ勉強の身ですが,スポーツを通してクライアントさんを元気にしたり,目標達成の喜びを感じられるように頑張っていきたいと思います。もしスポーツに興味のある方は是非情報交換しましょう!よろしくお願い致します。

喜納 将克 (2011年3月 博士前期課程修了)

2015年2月1日日曜日

2014年度第9回理学療法開発学定期勉強会 開催報告

2014年12月24日(クリスマスイブ)に第9回理学療法開発学定期勉強会が行われたので,その内容に関して報告させて頂きます。
進捗報告 太田さん(M2)
進捗報告では,太田さん(M2)に勤務先においてトピックとなっている逆行性肩関節置換術に関して報告して頂きました。発表の場では多くの質疑応答が行われ,改めて解剖学,生理学,運動学の大切さを感じました。太田さんは現在,注意障害に対する新たな評価ツールの開発ということで,プログラミング言語等,理工科学の分野を勉強しているそうです。                  
輪読 小松さん(修了生)
輪読では,小松さん(修了生)に統計解析の進め方「相関回帰・分割表の検定」,「多変量解析」に関して発表をして頂きました。相関係数の求め方や検定結果の解釈の仕方,多変量解析とはなにかわかりやすく,丁寧に教えて頂きました。その中でも,統計の使用方法や解釈の仕方を適切に行うことが大切であるということが頭に残りました。
英文抄読 佐藤さん(D3)
英文抄読では,佐藤さん(D3)にNutritional supplementation for stable chronic obstructive pulmonary disease を紹介して頂きました。COPD患者における栄養サポートが各測定指標に与える影響を評価すること,またその有効性が確認された場合の対象に対する分析に関しての内容でした。

皆様,明けましておめでとうございます。更新が大変遅くなってしまい,大変申し訳ありません。今年は博士前期課程において最上級生となります。博士後期課程の方々,博士前期課程の方々,修了生の方々,新入生と一丸となって理学療法開発学領域を活気あるものにできればと考えています。私自身も,臨床・研究と精一杯悔いの残らないように努力し,昨年よりも更に飛躍する年にしたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願い致します。

M2 加茂 渉