2014年2月28日金曜日

2013年度第6回理学療法開発学定期勉強会 開催報告

M2の佐野です。2月26日に第6回定期勉強会を開催しましたので,ご報告します。

 英文抄読
鈴木祐介さん(博士前期課程修了生)に「Pilot study comparing changes in postural control after training using a video game balance board program and 2 standard activity-based balance intervention programs. 」(Arch Phys Med Rehabil. Vol 93, July 2012)を紹介していただきました。

Wii Fitによるバランス訓練のトレーニング効果に関する論文であり,今後Wii Fitによるリハビリ介入が更に広まってくるのではないかと期待され,また,対象者自身も楽しみながら行えるというメリットもあるので,私自身も1度行なってみたいと思いました。

 トピック紹介
小松洋亮さん(博士前期課程修了生)に呼吸リハビリテーションに関するトピックス」というテーマで発表していただきました。慢性閉塞性肺疾患(COPD)を中心とした呼吸リハビリテーションに関する内容であり,導入のところから理解しやすく説明されました。運動耐用能改善のための理学療法介入の必要性を改めて実感いたしました。

今後も,定期勉強会から積極的に学ぶ機会を得ていきたいと思います。
M2  佐野 弘毅

2014年2月1日土曜日

静岡大学とのBMI system の開発に関する共同研究の成果論文が掲載されました

大城です。静岡大学工学部 機械工学科 伊藤友孝先生のグループとの近赤外線分光法(Near-Infrared Spectroscopy:NIRS)を用いたブレインマシンインターフェース(Brain-Machine Interface:BMI)システムの開発に関する共同研究の成果論文がJournal of Robotics and Mechatronicsに掲載されました。

Design of Brain-Machine Interface Using Near-Infrared Spectroscopy

Tomotaka Ito*, Satoshi Ushii*, Takafumi Sameshima*,Yoshihiro Mitsui*, Shohei Ohgi**, and Chihiro Mizuike**

*Shizuoka University,  **Seirei Christopher University

Journal of Robotics and Mechatronics, Vol.25, No.6 pp. 1000-1010, 2013


Design of Brain-Machine Interface
Using Near-Infrared Spectroscopy
現在は基礎研究の段階ですが,NIRS波形を工学・数学的に解析することで,脳血流反応から高い精度で感情や行動の予測ができそうです。これからリハビリテーションへの応用をさらに進めていき,対象者の脳血流を測定し,その信号から身体の動きをコントロールするようなリハビリテーション技術が開発できればと思っています。
大城 昌平