2013年10月28日月曜日

Best Poster賞を受賞しました

修了生の大杉紘徳です。先日発表して参りましたThe 8th International Congress on Vascular Dementia & The First Cognitive Impairment European Meeting(報告記事)において,Best Poster賞を受賞しました。自身の研究成果が認められたかと思います。
今後も,このような機会が多く持てるように努めていきます。ご協力いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

修了生 京都橘大学 大杉紘徳

2013年10月22日火曜日

International Congress on Vascular Dementia & The First Cognitive Impairment European Meeting 参加報告

修了生の大杉紘徳です。2013年10月17-20日にギリシャのアテネで開催されたThe 8th International Congress on Vascular Dementia & The First Cognitive Impairment European Meetingにて,「Physical activity affects cognitive function in view of prefrontal cortex activation」という演題でポスター発表をして参りました。
開会式前の様子
本研究では,運動が脳機能,認知機能に与える効果を検討しております。脳血管性認知症や認知機能障害に特化した学会であったため,参加者からの反応も良く,多くの方と接する機会が得られました。
発表者一覧
世界各国から多くの参加者が集まりました
ただ,自身の英語能力の低さから,研究内容をうまく伝えられなかったり,質問にうまく答えられなかったりと,多くの課題を残しました。次回の学会では充実したディスカッションをできるよう,今後は英語の勉強も進めていかなければならないと感じました。
ポスター発表セッション
レセプション会場
多くの方々と会話をする機会が得られました

最後に,学会発表にご協力いただいた大城昌平教授を初め,京都橘大学の兒玉准教授,職場の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

修了生 京都橘大学 大杉紘徳

2013年10月9日水曜日

2013年度第2回理学療法開発学定期勉強会 開催報告 -理学療法開発学定期勉強会が始まりました-

9月25日に第2回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。この勉強会は当研究室所属の大学院生と修了生を対象に,プレゼンテーション能力の向上,知識の共有,継続的な学習の機会の確保,大学院生・修了生間の交流の促進を目的に8月から始まりました。勉強会は第4水曜日の20:00から開催します。内容は英文抄読とトピックス提供です。
理学療法開発学定期勉強会
この勉強会では,当研究室所属メンバーに遠隔地在住の大学院生や修了生がいることを考慮して,インターネットを利用した遠隔参加を導入しております。これにより距離の面で参加が困難な方々も参加しやすくなり,有意義な学習の場になることと思います。

勉強会の雰囲気も非常に良く,活発な質疑応答が交わされるため,到底一人では考え付かない,思いつかないことを指摘し合える大変実りのある学習の機会となります。

今後も定期的に開催し知識や交流を深めていきたいと考えております。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

D2 佐藤 慎

2013年10月8日火曜日

第14回日本早期認知症学会大会 参加報告

修了生の大杉紘徳です。2013年9月21,22日に浜松で開催された「第14回日本早期認知症学会大会」にて,「早期認知症検査CKPTの基準関連妥当性」という演題で口述発表をしてまいりました。
第14回日本早期認知症学会大会
本学会は医師,看護師を始め,多くの医療・福祉関係者が参加される学会であり,多くの講演と研究発表が行われておりました。

私自身の発表は,理学療法開発学博士後期課程の奥山惠理子先生が中心となって測定された,早期認知症検査法であるCKPTの基準関連妥当性について検討したものを報告しました。CKPTは奥山先生や共同研究者である志村孚城先生が中心となって開発された,前頭前野機能に焦点を当てた新たな早期認知症検査法です。今回の検討で,CKPTはWisconsin card sorting testとの関連が明らかとなり,前頭前野機能評価としての有用性を示唆しました。この報告に関して,座長を始め,医師,介護士の方々から多くの質問を受けることができ,CKPTの今後の発展性を実感しました。

今後,ますます増加が予想される認知症の早期発見,早期介入の重要性を学び,自身の研究成果を社会に還元できるように努めていきたいと思います。

最後に,本研究にご協力いただきました奥山惠理子先生,志村孚城先生,大城昌平先生に感謝を申し上げます。

修了生 京都橘大学 大杉紘徳

2013年10月7日月曜日

論文が「日本早期認知症学会誌」に掲載されました

修了生の大杉紘徳です。この度,研究論文が「日本早期認知症学会誌」に掲載されましたのでご報告いたします。

 「健常高齢者の身体組成と前頭前野機能の関係」
大杉紘徳,横山茂樹,村田伸,大城昌平
日本早期認知症学会誌.6(2),9-14,2013.

本論文は,高齢者の身体組成と前頭前野機能の関係を検討しております。BMIを始めとした体格指標と認知機能との関連は先行研究で示されていますが,体格を構成している筋量や脂肪量に関しては未だ明らかでないことが多くありました。そこで,健常高齢者の筋量や脂肪量と認知機能との関係を検討した結果,男性では脂肪量が,女性では筋量が認知機能と関係していることが明らかとなりました。この結果から,身体組成の詳細な評価は早期の認知機能の低下に有益である可能性が示唆されました。

本研究の実施にあたりご指導いただきました大城昌平先生,論文作成にご協力いただいた横山茂樹先生ならびに村田伸先生,そして快く研究にご協力いただいた被験者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

修了生 京都橘大学 大杉紘徳