2012年8月12日日曜日

論文が「日本物理療法学会会誌」に掲載されました

修了生の喜納です。先日の記事でも少しお話させていただきましたが,この度,修士研究の内容が「日本物理療法学会会誌」に掲載されました。

痛みの感覚的評価と神経生理学的反応の関係 -電気的皮膚反射(GSR)と近赤外線分光法(NIRS)を用いた研究-
喜納将克,金原一宏,大城昌平
日本物理療法学会会誌 第19号 pp37-43 2012

本論文では,痛みの情動・認知的側面をGSRとNIRSという神経生理学的反応で評価できるかを検討しました。健常成人男性を対象に同一強度の電気刺激を加え,痛みの感じ方が高値群と低値群で神経生理学的反応がどう変化するかを比較しました。結果は,高値群の方が神経生理学的反応が高い傾向にありました。これは,扁桃体を中心とした神経回路が関係していると考えられます。しかしながら,GSRとNIRSを評価尺度としていくには更なる検討が必要となります。

最後に,この論文掲載は,大城先生と金原先生をはじめ,研究にご尽力頂いた全ての方々のお陰だと思っております。大変感謝しております。これからも,一つ一つ前に進んでいきたいと思います。

修了生 みやもと医院 喜納 将克

痛みの感覚的評価と神経生理学的反応の関係
-電気的皮膚反射(GSR)と近赤外線分光法(NIRS)を用いた研究-

0 件のコメント:

コメントを投稿