2011年12月18日日曜日

第2回 聖隷クリストファー大学大学院 理学療法開発学セミナー開催のご報告

12月18日に第2回理学療法開発学セミナーを開催しました。地域の理学療法士を中心として,多くの方々にお越しいただき,ありがとうございました。講師は,大学院の教員と修了生が務めました。内容は,大学院での研究成果を元に臨床に活かせるものであり,興味深いものでした。今後も,このようなセミナーを継続して開催し,研究活動の成果がより良い理学療法やリハビリテーション医療につながるように,情報発信をしていきます。(金原 一宏)


挨拶

集合写真

2011年11月15日火曜日

第2回 聖隷クリストファー大学大学院 理学療法開発学セミナー開催のご案内(第2報)

聖隷クリストファー大学大学院理学療法開発学では,昨年度に続き,日頃の研究活動を地域の皆様に還元するため,セミナーを開催します。内容は,リハビリテーション分野(呼吸,循環,脳科学,認知症,痛み等)の臨床に役立つものです。お気軽にご参加ください。

日時:平成23年12月18日(日)  開会13:30 閉会18:00
場所:聖隷クリストファー大学 3号館6階 3601教室
参加費:無料 (ご都合の良い時間にお越しください。)

※プログラムが決定しました。

第2回 理学療法開発学セミナースケジュール

2011年11月13日日曜日

第21回日本新生児看護学会学術集会で教育セミナーを行いました

第21回日本新生児看護学会学術集会にて,「新生児・早産児の行動発達,行動観察とディベロップメンタルケア」と題した教育セミナーを行いました。この機会をいただいた大会長の佐藤たき子様,座長の労をお取りいただいた川野良子様(東京女子医科大学病院)に感謝申し上げます。講演には多くの方々に聴講いただきました。ありがとうございました。日頃の早産児ケアの参考としていただければ幸いに思います。新生児看護学会は初めての参加でしたが,実り多く,温かな雰囲気の素晴らしい学会でした。
大城 昌平

2011年10月30日日曜日

第27回東海北陸理学療法学術大会 【優秀賞を受賞】

第27回東海北陸理学療法学術大会(富山)において,「回復期病棟退院前の運動・認知機能による転倒予測評価」というテーマで発表し,優秀賞を受賞することが出来ました。研究を指導していただきました大城先生,ご協力いただきました先生方,患者さまとそのご家族,そしてアドバイスをくれた友人など多くの方々に支えられた成果と考えております。深く御礼申し上げます。これからも日々精進し,ステップアップしていきたいと思います。(佐藤 慎)

【一般演題(口述発表)】

1)佐藤 慎, 山下 裕太郎, 大杉 健太郎, 鈴木 淳也, 永田 晴之, 三室 明人, 坂井 安紀子,内野 恵利子, 徳増 来斗, 大城 昌平
「回復期病棟退院前の運動・認知機能による転倒予測評価」
2)田中 俊輔, 大城 昌平, 宮下 大典, 栗田 貴史, 藤野 宏紀
「物の持ち上げ動作における視覚情報提示と脳活動および筋活動の変化」

【一般演題(ポスター発表)】

1)小松 洋亮,新屋 順子,大城 昌平
「変形性股関節症を呈した患者と若年健常者における一側足底振動刺激が姿勢制御反応に及ぼす影響」


佐藤氏,優秀賞受賞

2011年9月10日土曜日

Singapore Short Visit

聖隷クリストファー大学 国際交流センター企画 シンガポールショートビジットにてシンガポールへ行って参りました。滞在中,ナンヤン理工学院にてリサーチミーティングを行いました。英語での発表は初めてでしたが,スライドと合わせて何とか理解していただけたようです。何点かの質問をしていただけましたし,興味を持っていただいた先生もいらっしゃいました。英語での返答はとぎれとぎれですが,ジェスチャーはかなり上達しました。
そのほかにも,シンガポールの医療制度の説明やナンヤン理工学院の見学,5つの病院や施設の見学など,目からウロコの体験をすることができました。発表に際しまして,ご指導して下さった大城先生,本当にありがとうございました。何もかもが貴重な体験でした。また機会がありましたら,どんどん国際交流を図っていきたいと思います。 (山下 裕太郎)





2011年6月23日木曜日

World Physical Therapy 2011(Amsterdam Netherlands)で発表しました

オランダのアムステルダムで開催されたWorld Physical Therapy 2011で,当研究室からは,大杉と金原の2名が発表を行いました。学会場では,様々な国から,多くの理学療法士が集まり,熱心な討論が行われていました。私も,5名の先生から質問をいただきましたが,英語の壁が高く,辞書を片手に必死に話をしました。学会を通じて,世界の理学療法士から多くの刺激をいただくことが出来ました。今後の糧にして参ります。
また,オランダの地は,白夜で,夕方が夜10時頃まで続いているという初めての体験をしました。
このような機会を与えていただきました大城先生に感謝申し上げます。(金原 一宏)

【ポスター発表】
Ohsugi H, Ohgi S: Dual-task training and prefrontal cortex activation as measured by near-infrared spectroscopy

Kinpara K, Ohgi S, Kina M: Prefrontal brain activation in persons with subjectively high levels of response to painful stimulation



2011年6月19日日曜日

論文が「理学療法科学」に掲載されました

本論文は,機械的腰痛患者を対象とした骨盤・胸郭固定による運動療法のケースシリーズの成果を報告したものです。結果として疼痛および腰痛特異的QOLは改善し,本運動療法が効果的である可能性が示されました。次の課題として,対照群の設定や腰痛改善のメカニズム検証などがあります。1つひとつ課題を解決し,腰痛治療に貢献できるよう研鑽していきたいと思います。最後に,本研究は多くの方のご協力により行われました。この場をお借りし,感謝申し上げます。(根地嶋 誠)


根地嶋 誠, 杉浦 武, 久保 裕介, 小堀 かおり, 蒲田 和芳, 横山 茂樹, 大城 昌平
機械的腰痛患者に対する骨盤・胸郭固定による等尺性運動が疼痛およびQOLに与える影響
理学療法科学, Vol. 26 (2011) No. 2 pp.225-230

2011年5月29日日曜日

第46回 日本理学療法学術大会で発表しました

無事に全国学会(宮崎)での発表を終えることができました。ご指導してくださった大城先生,ありがとうございました。発表時には,「痛みと睡眠」や「睡眠時無呼吸」等を研究しているセラピストからの質問があり,とても参考になる情報をいただくことができました。今回の発表内容をまとめることで,修士研究の為のステップアップになったのではないかと思います。今後も自ら情報を発信しながら頑張っていきたいと思います。
宮崎は,地鶏と芋焼酎とマンゴーがとても美味しかったです。冷や汁も沢山食べてしまいました。さらにホテルでは,朝のバイキングが充実していて,毎日お腹いっぱいの生活から,いろいろな意味でひとまわり大きくなった印象です。(山下 裕太郎)

【一般演題(ポスター発表)】
山下 裕太郎,大城 昌平:大腿骨近位部骨折患者における,夜間の睡眠覚醒リズムが精神・認知・運動機能に及ぼす影響

2011年4月9日土曜日

理学療法開発学の歓送迎会

博士課程および修士課程を修了された先生方,この度は誠におめでとうございます。今後,臨床,研究でのご活躍のみならず,在院生のご指導もよろしくお願いいたします。
また,本年度より理学療法開発学にご入学された先生方,これから,いくつもの苦難があるかとは思いますが,ともに学び,乗り越えていきましょう。
歓送迎会には多くの方が出席され,数々の意見交換や,研究疑問などを語り合うことができ,充実した時間になりました。ありがとうございました。(大杉 紘徳)

集合写真

2011年3月14日月曜日

聖隷クリストファー大学大学院保健科学研究科博士(リハビリテーション科学)授与

博士学位授与,おめでとうございます!重森健太氏に博士(リハビリテーション科学)の学位が授与されました。重森氏は博士課程の所定の単位を取得し,提出した博士論文(認知症の早期評価を目的としたMini-Mental State Examinationの臨床活用に関する研究)の審査,並びに最終試験の結果,博士(リハビリテーション科学)の学位が授与されました。重森氏の研究は,認知症の早期評価と症状改善のために,MMSEの新たな活用方法を提言し,認知症高齢者のリハビリテーションに新たな知見を加え,分野の発展に寄与する重要な貢献を果すものでした。これまでの道のりは険しかったと思いますが,その困難を乗り越えた達成感と,学位修得の感激は忘れられないことでしょう。この感激を新たにして,今までに得られた知の蓄積を活かし,また学問を深めて,さらなる活躍をこころから祈っています。(大城 昌平)




聖隷クリストファー大学大学院リハビリテーション科学研究科修士学位授与

理学療法開発学 修士課程修了の5名の方に修士の学位が授与されました。誠におめでとうございました。この2年間,学位取得まで道のりは,日々の臨床との狭間で大変厳しい研鑚の日々であったと思います。しかし,各自が真摯に研究テーマに取り組まれ,また互いに励まし合って,挫折することなくこの日を迎えられたことを大変嬉しく思います。皆さんのこの日の感動も大変大きなものと思います。この間で学ばれた研究方法,調査・実験の手続き,そして研究成果を日々の臨床に活かし,さらに発展されることを心よりお祈り申し上げます。(大城 昌平)

研究論文テーマ(現在,投稿論文執筆中です)
09MR02 喜納将克
痛み刺激に対する主観的評価と自律神経反応および前頭前野脳活動との関連
-皮膚電気反射(GSR)と近赤外分光法(NIRS)を用いた検討-
09MR03 栗田泰成
大腿骨近位部骨折術後回復期リハビリテーションにおける二重課題トレーニングの効果
09MR04 新屋順子
慢性閉塞性肺疾患(COPD)における嚥下障害のリスクに関する検討
09MR05 名倉達也
理学療法学生の臨床実習の目標設定と実習の達成感および充実感との関係
09MR06 俵 祐一
嚥下障害患者に対する呼気筋トレーニングが咳嗽機能における換気量,呼出力および嚥下機能に及ぼす影響


2011年3月1日火曜日

「小さく生まれた赤ちゃんのこころの発達ケアと育児」が発行されました

本書は,小さく生まれた赤ちゃん(早産児)の発達予後とそのご家族のQuality of lifeの改善を目的とした「ディベロプメンタルケア Developmental Care」という新たなコンセプトに基づいたケアと育児について著したご家族および専門職向けの書籍です。小さく生まれた赤ちゃんの発達支援およびケア介入の指針を示し,個別的な発達ケアを提供することの重要性や親子の関係性を視点とした介入,両親が直面する育児の問題,障がいをもつ子どものケアや育児について述べています。
本書が赤ちゃんのあたたかいこころを育むディベロップメンタルケアや,育児と発達支援につながること,そしてご両親が赤ちゃんと共に生きることに喜びを感じ,親としての成長を支えることになるよう祈っています。(大城 昌平)



大城 昌平(著)「小さく生まれた赤ちゃんのこころの発達ケアと育児」 大学教育出版