2010年6月27日日曜日

第49回日本生体医工学会大会 シンポジウム

6月25日-27日 大阪国際交流センターにて,第49回日本生体医工学会大会が開催されました。研究室からは,奥山(D1)と重森(D3)の2名が参加し,シンポジウムで発表してきました。シンポジウムでは,重森の研究内容を「認知症者への評価とリハビリテーション」というテーマで報告いたしました。今後,認知症早期治療の領域に理学療法士の積極的な参加が必要であることを再認識できるシンポジウムとなりました。(重森 健太)

「認知症の早期発見と予防に関するシンポジウム」
オーガナイザー: 志村 孚城(株式会社創生 生体工学研究所)
座長: 湯ノ口 万友(鹿児島大学大学院理工学研究科 情報生体システム工学専攻)
浅川 毅(東海大学大学院工学研究科 情報通信制御システム工学専攻)

S-15-4 Assessment and cognitive rehabilitation in dementia
重森健太1,大城昌平1,奥山惠理子1,志村孚城2
1聖隷クリストファー大学院保健科学研究科、2生体工学研究所







2010年6月20日日曜日

論文がBMC GeriatricsにAcceptされました

論文「Shigemori K, Ohgi S, Okuyama E, Shimura T, Schneider E: The factorial structure of the mini mental state examination (MMSE) in Japanese dementia patients, BMC Geriatrics, 2010, 10:36 (9 June 2010)」
論文はこちらから

昨年7月にICAD(Alzheimer's Association 2009 International Conference on Alzheimer's Disease ;Vienna, Austria)で発表した内容を論文にまとめました。この研究では,MMSEの測定結果の解釈と診断精度を高めることを目的として,我国におけるMMSEの因子構造を明らかにしました。MMSEは世界で最も使用されている認知症スクリーニング検査でありながら,今までMMSEの下位項目に関しては,ほとんど議論されていませんでした。MMSEの下位項目を適切に解釈することができれば,認知症を早期に発見することや認知機能の低下領域に合わせた適切なトレーニングの介入につながります。本研究により,我国のMMSE結果の解釈が前進することを期待しております。論文の作成には,MMSE開発チームの一員Schneider Eric博士(Johns Hopkins University)にもご協力いただき,素晴らしい内容に仕上がりました。懇切丁寧にご指導いただきました大城教授をはじめ,ご協力いただいたすべての方に感謝いたします。(重森 健太)




2010年6月13日日曜日

第14回静岡県理学療法士学会 【2演題が優秀賞を受賞】

第14回静岡県理学療法士学会(三島市)で5題の発表を行いました。
重森,高山の2題が優秀賞を受賞しました。
【一般演題(口述発表)】
1)重森健太,大城昌平,奥山惠理子,金子満男,志村孚城
「早期認知症評価のための新しいMini-Mental State Examination活用に関する研究
~因子分析と脳血流反応の知見から~」
2)根地嶋誠,大城昌平,関直哉,夏目祥子,杉谷竜司,石井裕也
「胸郭の前後径および横径測定の信頼性」
~体幹伸展運動時の胸郭拡張について~
3)大杉紘徳,大城昌平,飯尾晋太郎,佐藤慎,高山善尚,金原一宏,水池千尋
「運動イメージによる課題再現性と脳活動の関係
~近赤外分光法による検討~」
4)飯尾晋太郎,大杉紘徳,佐藤慎,高山善尚,大城昌平
「プリズム適応課題における頭頂葉脳血流変化
~近赤外分光法による検討~」
5)高山善尚,大城昌平,重森健太
「空間認知機能の転倒リスク評価としての有効性」